流産後HCGの値がなかなか下がらず、結局手術を受けることになってしまいました。
クリニックから総合病院に紹介状を書いてもらい、同日に受診をした記事はこちら
HCG下がらず
紹介された総合病院で再度血液検査を受けました。
HCG2,700から2,900になり、治療が決定。下がるどころか上がってるな…
さらにMRI、子宮鏡検査を行ったところ、頚管部分に白いもやっとした、モコモコしたものがあり
これが妊娠組織なのでは、との見立て。
ですがクリニックでも言われた通り、頸管付近に大きな血管があり、手術で大量出血の可能性があるため、手術するか、最初から抗がん剤で治療するのか、週末の会議で決めるとのこと。
(その会議、当事者が一番聞きたい。)
先生がMRIの検査室に電話するとき、「例の胎盤の人~」と言われていて
うわ、私やっぱ胎盤だけ残っちゃってる人なんだなと今さら自認。
どのDRも締めに「大量出血の際は救急車を」必ずつけるの、こわいからやめてほしい。
会議の結果
後日旦那と受診し、カンファレンスの結果を一緒に聞きました。
・放射線科(?)にも見てもらったが、モコモコを取り除くだけではそこまで大量出血にならないと思われる。一昔前では子宮内で大量出血すると止血が難しく、子宮を全摘しなければならなかったが、今は動脈塞栓(一時的に血流を止める)術で子宮の温存が可能になっているため、万が一出血しても危ないことにはならない。
・位置的に掻把では難しいため、子宮鏡手術で取り除いて生検に出すのがよいのでは。手術後HCGの値が下がらなければ、メトトレキサートという抗がん剤を用いて治療する必要があるとのこと。
手術は必須なんでしょうか?
頸管妊娠の方のブログを読んで(助かるー)、その方は最初から抗がん剤で治療をしているようだったのでDRに聞いてみました。
手術なしに最初からメトトレキサートではダメでしょうか。
・HCGが下がらないという症状は結構稀で、手術で取り除いて組織を生検に出した方がいい。
・具体的には存続絨毛症など、妊娠組織が筋層に入り込んだり、がん化するものもあるので、取り除いた上でHCGが下がるかを確認したほうがよいです。
・頸管部分のモコモコが単なる胎盤の残遺であれば即効HCG下がるケースが多いので、次の妊娠に向けて早く進めます。
少量でもメトトレキサートは言うて抗がん剤なので、最初からというのは治療のやりすぎです。
エビデンス無しにはということかな…
大量出血にかなりビビっていたので聞いてみましたが、納得できました。
存続絨毛症はどんな病気?
存続絨毛症とは、出産や流産の際に胎盤組織(絨毛)が子宮の中に残ってしまうことを言います。胞状奇胎、絨毛癌、PSTTなどの絨毛性疾患の分類の一つです。体内に残ってしまった組織はがん化する恐れがあり、絨毛癌になってしまうと、毛細血管を伝って身体全体にがんが転移してしまいます。治療のためには抗がん剤を使った化学療法が一般的です。
https://www.hospita.jp/disease/3663
しかしなんで絨毛が癌なのよ。恐ろしい。
翌週に入院決定
かーまた手術か、子宮鏡手術は2回目で、痛くないけど…嫌なものは嫌なんだ!!
余談ですが子宮鏡検査ってめちゃくちゃ痛くないですか?
卵管造影の比じゃなかったんですけど!というか卵管造影検査は痛くなかった。
ポリープの時にもやったのですが、事前に言ってくれれば痛み止めを飲んだのに、
要らぬダメージが悔しい。帰りにモンブランを買って帰りました。
ポリープ手術の際の記事はこちら。ちょうど2年前ですね・・・