明けましておめでとうございます。
Web業界で会社員として働いているaoと申します。
2022年の新しい取り組みとして、雑記ブログを始めてみました。取り止めもない話が更新されていくことと思いますがお付き合いいただければ幸いです。
本日書いてみたいテーマは「やりたい仕事の見つけ方」です。
年始ということもあり、今年の目標・達成したいこと、やりたいことを考えている方も多いと思います。
私は20代前半までやりたい仕事が全然見つからず、将来の夢も特になく、流れに身を任せて就いた仕事に取り組み続けるわりに現状に不満を口にするという人間でした。
そんな自分を変えたくて、「自分にとってやりたいこととはなんなのか」ということに向き合い、自分なりの見つけ方を考えました。
目標が立てられない人や、転職を考えている人にとって、何かの参考になれば嬉しいと思い、今日はそのことについて書いてみたいと思います。
やりたいことが見つからない期間と、その時の心境
早速ネガティブな見出しですが、私の場合はやりたいことや夢が見つからない、という期間が長く続きました。
楽しそうと思えることや、興味を持つことはたくさんありました。
カフェで働いてみたいとか、建築関係の仕事をしてみたいとかとか、、、
ただし、その反面でネガティブな側面(飲食業は勤務形態が不規則で収入も安定しなさそうとか、建築関係の仕事は下積みが長くて労働環境も大変そうとか)に注目してしまい、一歩踏み出せずチャレンジしないままのものや夢と語るのは避けていた職業もたくさんありました。
結果として、やりたいことが見つからない、夢も特にないという結論を安易に出していました。
仕事を続けながら新しいチャレンジをすることは心身ともに負担になりますし、現状に満足しているわけではなくても仕事に慣れてくれば「今のままでもいいかな。仕事以外のことを充実させればいいや。」と考えて、本当に自分がやりたいことは何か探すことから目を背けてやり過ごしていました。
しかし、やりたくない仕事に慣れたとしても数ヶ月や数年に一度は新しい壁にぶつかって成長しなければいけない場面が出てきます。
その時に、そもそもネガティブな姿勢で取り組んでいる仕事に対して努力をするということは非常にストレスに感じましたし、「今後もずっとこんな生活が続いていくのか」と考えるだけで気が落ち込みました。
そこで初めて、自分にとって本当にやりたいことはなんなのか探すことに取り組み始めました。
自分にとってのやりたいこととは何か
まず、本当にやりたいことを探す上で、それらを構成する要素を整理してみようと考え、はじめは以下のように置き換えました。
①楽しいと感じられる瞬間があること
②努力を努力と考えずに取り組むことができる・熱中することができる
ただし、この置き換えには欠陥がありました。
私の場合は根がグータラで、そもそも仕事をしたくありません。
そのため、お金を稼ぐための努力は基本的にどれもつらいと感じてしまいます。
要素を整理することで初めて気が付きましたが、「そもそも仕事をしたくないのに、やりたい仕事なんてないだろう」という1つの結論が出ました。(とてもアホな結論ですが自分にとっては大事な発見でした。)
この結論を前提とした場合、「やりたいことを探す」のではなく、「やりたくないこと・許容できないことを洗い出す」ことで、自分が望むことが見つけられるのではないかという仮説を導き出しました。
やりたいことがないなら、やりたくないことを排除する
やりたくないこと・許容できないことの整理はむちゃくちゃ簡単でした。
それらをもとに自分が求める条件を整理して見ましたので、参考まで以下に記載します。
・周囲からの拘束を受けずに物事が判断できる環境で生活すること(比較的少人数で仕事ができること。顧客の言いなりにならないこと。自身が決定権をもって仕事ができること。)
・金銭的な不安がないこと。
・妻・友人と過ごす時間を確保できること。
・仕事によるけがや病気と無縁であること。
・通勤が少なくて済むこと(在宅勤務ができる可能性が高い)。
・将来的に独立しやすいこと。
・下積みの期間が短いこと。
私の場合は、上記の条件をもとにさまざまな業界を研究した結果、Web業界を選択し、24歳の時に転職を決意しました。
やりたくないことを排除した結果、どうなったか
32歳現在、キャリアとしては3社目で、中小企業の役員としてある程度裁量のある立場で仕事ができるようになりました。
また、コロナの影響もあり会社はほとんどテレワークになったため、以前求めていた条件に非常に合致した環境で働くことができています。
正直、仕事が楽しいか楽しくないかと問われれば「あまり楽しくない」というのが本音です。
責任ある立場になれば気楽ではいられませんし、顧客に満足していただけるような成果が出せるよう努力しなければいけないため、ストレスは当然のようにあります。
ただし、以前抱えていたストレスとは質が異なることを実感しています。
以前抱えていたストレスは、いわゆる大企業病のようなもので自分にとって許容できないことが大半でした。詳しい理由が気になる方はこちらの記事をご覧ください。
現在抱えているストレスは、会社の経営課題や顧客の満足度ですが、それらはほとんどが自分の努力によってコントロールできる性質のものです。
ストレスをコントロールできるようになっただけで、不平不満を口にすることが圧倒的に減りました。(口にする回数が0にならないのが悲しいところですが・・・)
また、課題に対して向き合い改善していくことで、少しずつ嫌だと感じる部分がなくなっていき理想とする姿に近づけることが楽しいとさえ感じられるようになりました。
やりたいことを見つけられなかった私ですが、やりたくないことを極力排除していった結果、やりたいことではないけれど非常に快適な環境を手に入れることができたと感じています。
もし、同じような悩みを持っている方がいらっしゃったら、やりたくないことを整理してみることをお勧めします!
やりたくないことを除外して、自分にとって快適な環境を少しでも多くの人が得られることを祈っています。
それでは皆さんも良い一年をお過ごしください。